ダウンサス組込み

・・・といっても、ウチの車ではありません(爆)

同じ和歌山の白SS乗り、サブローさんがダウンサスを入れるとのことで、
組込み作業を行いました。

用意するのは

ダウンサス(RS★R Ti2000 Hi-Road)
ジャッキ
リジットラック
19"、17"、12"、10"ボックス
スピンナーハンドル
17"メガネレンチ
ラチェットレンチ
スプリングコンプレッサー
プライヤー
カッターナイフ
ハンマー
インパクトレンチ(あれば)
モンキー
12"スパナレンチ
クロスレンチ
トルクレンチ
以上です。


dsus01 サブローさん号はスズスポのタワーバーがついてますので、まずこれから外していきます。
まず助手席側のコンピュータ、リレーボックスを外します。
dsus02 両方とも外れたら、ストラットアッパーマウントを固定している2つの12"ナットを外していきます。
タワーバーのついていない車は、このナットを少しゆるめておくだけでいいです。
dsus03 左右とも外したらタワーバーを外します。
その後外したストラットアッパーマウントのナットをもう一度つけておくことを忘れずに
仮止めでいいです。
dsus04 その後、車をジャッキアップ。
フロントタイヤを外します。
画像の赤丸4箇所を外していきます。
@がABSセンサーの線、Aがブレーキホース、B、Cがストラットとナックルを繋ぐボルトです。
dsus05 @、Aを外した後、B、Cを外しにかかります。
両方17"なのでとも回りしないように片方を抑えながら緩めていきます。
dsus06 両方外してストラットとナックルを切り離したところです。
dsus07 その後、アッパーマウントの仮止めしておいたナットを外していきます。
外してしまうとストラットが下に落ちてしまうので、片方の手で下からストラットを押さえながら外します。
dsus08 これが外したストラットです。
dsus09 ここで、後からアッパーマウントの位置とかがわかりやすいように印をつけておきます。
この車の場合はアッパーマウント2点止めですし、向きも無いようなので別にいいといえばいいんですが・・・
まぁ、癖みたいなもんです。
dsus10 ストラットのスプリングにスプリングコンプレッサーをかけて縮めていきます。
dsus11 十分縮まったところでアッパーマウントの真ん中の17"ナットを外します。
ここで軸も一緒に回ってしまって外れない場合は軸の真ん中に六角レンチを突っ込みます。
ここでインパクトレンチがあれば楽なんですが・・・
外れてバラバラになった状態です。
dsus12 純正スプリングとの比較。
左のスプリングが今回入れるスプリング、RS★R Ti2000 Hi-Road、右が純正です。
dsus13 新しいスプリングにもスプリングコンプレッサーをかけて入れていきます。
これ、モノによってはスプリングコンプレッサー無しで組んでいける場合があります。
dsus14 アッパーマウントの部品。
番号の順に組んでいきます。
この時先ほど付けた印を合わせながら組みますが、Aの部品はスプリングに合わせると印がずれてしまうのでこれはこれで良いです。
dsus15 真ん中のナットを締め付けます。
インパクトレンチが無い場合は六角レンチと特殊な形状の17"レンチが必要になってきますね。
dsus16 新しいスプリングが組みあがったストラットです。
dsus17 これを組み込んでいきます。
外すときもそうですが、写真のように一度ロワアームとタイロッドの間に落としこむと入りやすいです。
dsus18 片方の手で下から押さえた状態で、上からアッパーマウントのナットを取り付けます。
dsus19 下もストラットとナックルを組んでいきます。
dsus20 きっちり増締めを行います。
dsus21 ブレーキホースとABSセンサーの線もきっちり固定します。
dsus22 アッパーマウントのナットも増締めします。
この車は後からタワーバーを取り付けるので仮止めです。これを両方やってフロントは完了!
dsus23 次はリアです。
ジャッキアップしてタイヤを外します。
外すのは写真の赤丸2箇所のみです。
dsus24 まず、ブレーキホースを固定しているクランプをプライヤー等で外します。
左右に1本ずつ、1本につき上下2箇所あります。
外した後に、写真矢印の方向に少し引っ張っておきます。
リアアクスルを落としたときにブレーキホースにかかる負担を少しでも減らす為です。
dsus25 外し終わったらショックを固定している17"ボルトを外します。
dsus26 両方外しても、テンションがかかっててボルトが抜けてこないと思います。
その場合はジャッキ、もしくはリジットラック等を使ってアクスルを持ち上げる方向に力をかけます。
するとボルトが抜けます。
dsus27 ショックが外れると、アクスルが下がって手で容易にスプリングが抜けます。
dsus28 純正スプリングとの比較です。
右が今回入れるスプリング、左が純正です。
矢印のゴムカバーを新しいスプリングに付け替えておきます。
dsus29 バンプ時の底付きを防ぐ為、バンプラバーを1段だけカットします。
カッターナイフで切れます。
dsus30 新しいスプリングを組み込んでいきます。
dsus31 下の皿に合って入っているかを確認します。
dsus32 アクスルをジャッキ等で持ち上げて、ショックを取り付けます。
このとき、持ち上げながらスプリングがずれないか細心の注意を払います
dsus33 ここもしっかり増締め。
dsus34 外していたブレーキホースのクランプを押し込んでつけます。
dsus35 フロントの装着状態。
dsus36 リアの装着状態。
dsus37 タイヤを取り付けます。
こんな感じでリフトでやればラクチンなんですけどね(笑)
dsus38 完全に車を降ろしてしまってから、外していたタワーバーを取り付けるために再びアッパーマウントのナットを外します。
dsus39 タワーバーも取り付けて完了です。
dsus40dsus41
 左が装着前、右が装着後です。少し下がってますね。


dsus42dsus43
 違いがわかりやすいように14"のボックスをタイヤ上に置いたものです。
 こうすると下がっているのがよくわかります。


この後、本来ならばアライメント調整をすることが望ましいです。
ウチにはその設備がありませんので、トーイン調整のみ行います。
dsus44 これがトーイントーアウトを計る為のサイドスリップテスター。
計ってみるとアウトに2.6oでした。
これを少しインよりに調整します。
dsus45 これがタイロッド。
フロントタイヤの奥、リアよりにあります。
ここでトーイン調整を行います。
dsus46 手前の大きいナットをモンキー等で緩めます。
dsus47 タイロッド自体が六角形に切ってあって、12"のスパナで回るようになっています。
これは右ですが、矢印方向(緩める方向)に回すとイン方向へ反対だとアウト方向へ動きます。
これを左右同じだけ調整します。
これでインへ0.6oに調整できました。
緩めていたナットをきっちり増締めします。


後は、実際に少し走ってみて、ステアリングはいがんでいないか、
異音は聞こえないかをチェックして問題が無ければ終了です。